「プログラマティック広告って何だろう?」この動画シリーズは、そう思ったことがある方に、ぜひ見ていただきたい内容です。この動画では、プログラマティック広告の基本をステップごとにシンプルにわかりやすく解説していきます。プログラマティック広告とは、様々なプレイヤーが連携しながら、オンライン広告の配信を自動化する仕組みです。第1回目の今回は、広告がユーザーに届くまでに関わる主要なプレイヤーとそれぞれが担っている役割をご紹介します。
プログラマティック広告の主要プレイヤー
DSP(デマンドサイドプラットフォーム)
まずは「DSP」と呼ばれるデマンドサイドプラットフォームからご紹介します。DSPは、マーケターがリアルタイムで広告枠を購入するためのツールです。対象は、ウェブサイトやアプリ、コネクテッドTVなど、多岐にわたります。
その裏側では多くの処理が行われていますが、主な役割はこの3つです。
- ターゲットオーディエンスへリーチ
- リアルタイム入札
- キャンペーン管理と最適化
1つ目は、広告主が届けたい特定のオーディエンスに向けて広告を配信できるようにすること。
2つ目は、リアルタイムのオークションに参加して、最適な広告枠を競り落とせるようにすること。
そして3つ目は、キャンぺーンのパフォーマンスを管理・最適化するための機能を提供することです。
SSP(サプライサイドプラットフォーム)
一方、パブリッシャー側、広告枠を提供する媒体社にとって重要なツールが「SSP」サプライサイドプラットフォームです。
- 複数のDSPと接続
- 収益最大化のためのオークション
- パブリッシャー側のルール・価格設定を適用
SSPは、パブリッシャーが広告枠を販売するためのツールで、複数のDSPやアドエクスチェンジ、そして複数のDSPとつながっています。ユーザーがサイトを訪れるたびに、リアルタイムオークションを実施し、収益の最大化をサポートします。また、どんな広告を掲載するかをコントロールできるように、各パブリッシャーが、特定業種の広告を掲載できないようにブロックしたり、最低入札価格を設定するといった自社のルールに従って運用します。
アドエクスチェンジ
DSPとSSPの間に位置するのが、「アドエクスチェンジ」です。アドエクスチェンジは、DSPとSSPが広告の取引を行う「マーケットプレイス」市場として機能します。
- DSPとSSPが広告の取引を行うマーケットプレイス
- 複数のマーケターとパブリッシャーがリアルタイムで広告枠を競り合う
- 最も高い価格を提示した広告がインプレッションを獲得
複数のマーケターとパブリッシャーが、リアルタイムで広告枠を競り合う場です。複数のDSPがリアルタイムで入札し、最も高い価格を提示した広告がインプレッションを獲得します。
パブリッシャーアドサーバー
最後にご紹介するのが、パブリッシャーアドサーバーです。これは、パブリッシャーが自社のサイトやアプリで「どの広告を表示するか」を決定するために使用するシステムです。アドサーバーは、直接販売されたキャンペーンやプログラマティック入札など、すべての広告案件を考慮し、パブリッシャーが定める優先順位に基づいて、最適な広告を選択します。これにより、パブリッシャーの戦略に沿って適切な広告メッセージが、適切なユーザーへ届けられます。
マーケター、パブリッシャー、そしてそれらをつなぐ4つの主要なテクノロジーが連携することで、プログラマティック広告の仕組みが成り立っています。
次回の動画では、これらのテクノロジーが実際にどのように連動して広告が配信されるのかを見ていきます。
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