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The Guardian、Index Exchangeのダイナミックテイクレートでオークション効率と収益を改善 

the Guardian*のようなプレミアムパブリッシャーが、コントロール性と透明性を維持すると同時に、収益の最大化に成功しました。 デジタル広告が進化を続けるなか、高品質でコスト効率の高い在庫を求めるパブリッシャーにとって、これらの目標は特に重要な意味を持ちます。

このような競争の激しい環境では、従来の料金モデルが、パブリッシャーの目標達成の大きな障壁となる場合があります。例えば、SSPが従来の固定テイクレートを使用している場合、オークションの柔軟性が損なわれ、適正な入札価格でも、落札価格をわずかに下回る場合、入札がブロックされることがあります。その結果、インプレッションが落札されず、バイヤーは広告を配信する機会を逃し、パブリッシャーは収益機会の損失につながります。 

このような課題に対処するため、The Guardianのグローバル・プログラマティックチームがIndex Exchangeと連携し、透明性の高いダイナミックテイクレートを導入しました。これは、透明性を実現すると同時に、フィルレートと収益を向上できるよう設計されています。 

ソリューション

当社の透明性の高いダイナミックテイクレートは、インプレッションごとに自動的に価格を調整し、落札率を最適化し、より多くのデマンドを生み出します。 

例えば、9ドルのCPM入札で、Index Exchangeのテイクレートにより、パブリッシャーの収益がその取引のフロアプライスを下回る場合、落札されない可能性があります。この取引の入札でテイクレートを引き下げることにより、落札の可能性を高め、機会損失を収益機会に変えられます。調整のため、Index Exchangeが、後でテイクレートを引き上げる場合(例:20ドル)があります。  

これにより、平均テイクレートは契約で合意された水準を維持すると同時に、パブリッシャー全体の収益を向上します。Index Exchangeが、契約で定められた上限以上のテイクレートを徴収することはありません。  

この柔軟性あるアプローチにより、The Guardianは、フロアプライスを下げたり、ディールの設定を変更したり、新たなバイヤーの入札を必要とせず、より多くのインプレッションを配信できました。 

その他のSSPも同様の機能を提供している場合がありますが、いつ、どのように適用しているか明示していないケースが多く見られます。当社の透明性の高いダイナミックテイクレートは、既存の契約条件内で適用され、クライアント監査ログ(Client Audit Logs)で常に全て確認可能です。これは、透明性・整合性・信頼を基盤とした「パブリッシャーファースト」のモデルを支えるだけでなく、強化します。

成果

The Guardianは、オークション効率と収益の向上効果を測定するため、透明性の高いダイナミックテイクレートをテストし、コントロールグループと比較しました。リアルタイムオークションの状況に応じて、テイクレートを柔軟に調整することにより、たった1か月間で、パブリッシャーはインプレッション数を増やすことに成功しました。フロアプライスの戦略やバイヤー側の設定を変更することなく、収益を生み出し、インプレッション単位の監査で透明性を確保しています。   

具体的な成果:  

  • 収益増加率 4%
  • インプレッション向上率 45%

透明性の高いダイナミックテイクレートにより、The Guardianはインプレッション数を改善し、従来は販売機会を逃していた在庫を有効に収益化できました。このアプローチが、パブリッシャーのeCPMを低下させることなく、既存の契約条件内で取引・運用することを可能にします。 

「弊社にとって、透明性は非常に重要です。Indexとのパートナーシップで、これまでにない透明性を得られました。ダイナミックテイクレートは、取引の仕組みと収益の流れを非常に分かりやすくしてくれました。また、Index Exchangeのチームも、丁寧にサポートしてくれました。また、収益化やパートナーとの協働に対する考え方が大きく変わりました。」

The Guardian 収益オペレーション&戦略バイスプレジデント
デイブ・ストロース(Dave Strauss)

バイヤーの価値をより反映したアドテクの手数料体系を採用しつつ、完全な透明性を維持することで、The GuardianとIndex Exchangeは、プレミアムパブリッシャーが、現代のプログラマティック環境で成功するための新しい基準を築いています。

透明性の高いダイナミックテイクレートは、現在、Index Exchangeプラットフォーム上全てのパブリッシャーにご利用いただけます。貴社の収益を拡大する方法について、お気軽にお問い合わせください。 

Index Editor

Index Editor

この記事は、Index Exchange編集部により投稿されました。

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