概要
プログラマティック広告は、スケールを維持しながら、どのように適切なオーディエンスへリーチできるのでしょうか。多くのキャンペーンは、ターゲティングを広げるとパフォーマンスが低下しやすく、一方で、セグメントを細かくしすぎるとリーチが制限されるという、よくある課題に直面します。
国内大手小売企業は、ターゲティング条件の検証を進める中で、この課題に直面しました。ターゲティングを広げすぎると主要指標におけるパフォーマンスが下がり、ターゲティングを細かく設定すると、スケールが大きく制限されました。
こうした課題を解決するため、国内大手小売企業は、国内有数のデータマーケティングプラットフォームであるインティメート・マージャー(Intimate Merger)と共に、Index Exchangeと連携することにしました。セルサイドデシジョンを通じて、インティメート・マージャーのオーディエンスデータを活用することで、効率性とパフォーマンスの双方を改善できるかを検証しました。
ソリューション
Indexマーケットプレイスは、セルサイドにインテリジェンスを適用することで、マーケターがより高い成果を出せるよう設計されています。インティメート・マージャーのオーディエンスデータをサプライ側に取り込むことで、Index Exchangeは、リクエストがDSPに送信される前に、フィルタリングおよび優先的に選別することが可能となりました。
これにより、質が高いインプレッションが発生します。DSPのターゲティング設定のみに依存するのではなく、インティメート・マージャーは、取引の早期段階において、リクエスト単位でオーディエンスの詳細データを適用しました。これにより、高精度な入札前のフィルタリングが可能となり、不要な入札リクエストを削減するとともに、マッチ率の改善につながりました。その結果、DSPは、より適格なインベントリへのアクセス拡大とパフォーマンス改善を実現しました。
成果
Index Exchangeのセルサイドデシジョンを通じてインティメート・マージャーのデータセグメントを活用したことで、本キャンペーンでは、スケール、コスト効率、エンゲージメントの各指標が改善しました。
- 入札リクエストを99.7%削減し、インプレッション数は391%増加
- CPM削減率 20%
- クリック数増加率 620%
- CPC向上率 50%
主要KPI全体で、セルサイドでのターゲティングは、DSP単独のターゲティングを上回る成果が出ました。これは、サプライ側にインテリジェンスを移行したことによる効果を示しています。質の高い配信機会が拡大したことで、DSPはより戦略的な入札が可能となり、広告主にとってより良い結果につながりました。
今回のIndex Exchange様との連携は、プログラマティック広告におけるデータ活用の新たな可能性を示すものです。入札前の「セルサイド」段階で当社のデータを適用することで、DSPは無駄な入札を極小化しつつ、真に価値あるユーザーへのリーチを最大化できました。
従来、スケールと獲得効率はトレードオフの関係にありましたが、本手法はその壁を突破し、双方の劇的な改善を実現しています。
サードパーティクッキーへの依存脱却が進む中、このような「サプライ側でのオーディエンスインテリジェンス活用」こそが、広告主様のROIを最大化する次世代の解になると確信しています。インティメート・マージャー
データビジネス事業本部 ポストCookieグループ マネージャー 佐藤 亮太氏
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