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Robert Lawrence

筆者について Robert Lawrence

Robert Lawrenceは、Index ExchangeのMarketplacesおよびCloud事業におけるプロダクトマーケティングのシニアディレクターです。パブリッシャー、バイヤー、パートナーがIndexのプロダクトの価値をどのように理解し、活用するかをリードしています。 メディアエージェンシーでの経験を基に、DSPおよびサプライサイドの双方で15年以上にわたりアドテク分野に携わってきました。 仕事以外では、VCU男子バスケットボールの熱心なファンとして応援したり、2人の子どもと愛犬とともにジャージーシティでの時間を楽しんでいます。

Index Exchange logo in a cloud

Index Cloudのご案内:Index Cloudに自社のインテリジェンスを

このたび、Index Exchangeのインフラ層「Index Cloud」を発表し、一部のパートナー企業にクローズドベータ版としてご提供開始いたします。Index Cloudは、当社のグローバルデータセンター内に構築された中立的なコンピューティング環境であり、パートナー企業は自社のモデルやデータ、アプリケーションをエクスチェンジ内に直接展開し、リアルタイムの取引環境内で実行することを可能にします。  インテリジェンスはパートナー企業が提供し、環境はIndexが提供します。何を実行するかは、パートナー企業が判断します。  Index Cloudはパブリッククラウドではなく、当社が自ら所有・運用するクラウドであるため、取引時点で利用可能なシグナルはより豊富で、レイテンシーは低く、オークションの外部で処理を行うことによる余分な処理負荷やコストも発生しません。  インテリジェンスが広告オークションの早期段階で活用されるべき理由 プログラマティック広告ではこれまで、最も重要なターゲティングは、インプレッションが実際に発生する場所から離れたところで行われてきました。P例として、プログラマティック広告の入札の過程は、次のような流れとなります。ユーザーがページを読み込むと入札機会が発生し、入札リクエストはインターネット全体にわたり、通常はパブリッククラウドのインフラへ送られ、そこで処理が行われた後、レスポンスが返されます。 この一連のやり取りの中で経由するたびに、レイテンシーが増加し、シグナルの精度は低下し、コストも発生します。  DSPはこうしたコストを抑えるために流入トラフィックを制御し、入札可能なインプレッションの一部のみを評価しています。データプロバイダーは、付加価値のあるシグナルをその後の取引に送信し、往復の過程で十分な詳細情報が維持されることを想定しています。広告代理店は、残された情報を基に最適化モデルを適用し、最初に存在していた豊富な情報ではなく、残された情報を基に分析を行っています。  Index Cloudは、これとは異なる想定に基づいて設計されています。最も豊富なシグナルは取引が発生するその瞬間に発生しており、インテリジェンスもまた、そこで実行されるべきだと考えています。 Index Cloudの仕組み パートナー企業は、コンテナを用いて自社のロジックをIndex Cloud内に展開します。コンテナとは、コードと動作環境をパッケージ化し、直接オークション内で分離された状態で実行する軽量な仮想環境です。  広告機会が発生すると、パートナー企業のコンテナはインプレッション単位のシグナルを受け取り、自社のロジックを適用し、レスポンスを返します。これらはすべて、入札リクエストが生成されDSPへ送信される前に、実行されます。処理全体は5ミリ秒未満で完了します。 各コンテナは完全に分離された状態で実行されます。コードおよびコンテナイメージはパートナー企業によって暗号署名され、Indexによって確認されます。また、アクセスは厳しく管理されています。DSPが受け取るのは処理結果のみであり、その背後にあるロジックが共有されることはありません。コンテナ内で実行される内容は、すべてパートナー企業が完全に管理します。  Index CloudはGCP、AWS、Azureといったパブリッククラウド上に構築されたものではありません。当社は、プログラマティックの大規模運用に特化した独自のクラウドを運用しています。エクスチェンジの外部で稼働することと、内部で稼働することは本質的に異なり、その違いはレイテンシー、シグナルの品質、そしてコストに現れます。 さらに、Indexは、IAB Tech …

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